熊谷組・森組特定建設工事共同企業体 様

掘削延長55km!爆弾探査で安全確認!

淀川左岸線(2期)トンネル整備工事-2

左から 熊谷組:杉平様、重政副所長 土木管理総合試験所:伊藤次長(以下敬称略)

Q. ご依頼いただいた経緯を教えていただけますか?

DK札前案件の見積依頼を部長から頂いていて、落札されたためご依頼を頂きました。
重政:爆弾探査をやる機会も無くて珍しいですし、会社でも経験が少なかったので御社に聞いたのだと思います。

Q. 担当されるにあたり、爆弾探査がある現場だと聞いて不安な事はございませんでしたか?

重政:爆弾は無いとは言われていましたが、あった時の対応はどうすれば良いか最初は分からなかったですね。

Q. どんな課題がございましたか?

重政:本来は切土が終わった時点で爆弾探査をかけたかったのですが、構造物の撤去の必要が出てきたため、現場の中を行ったり来たりダンプも100台くらい動いており、走路の切り替えなど調整が大変でした。

想定していた構造物は撤去していたのですが、それ以外にコンクリートや木片、栗石など出てきたため、やり直しなど発生して思うような進捗ではありませんでした。

当初は5班くらいで行ける想定をしていたのですが、どうしても現場はそういう訳にもいかず、異常物が出たりしたら撤去しなくてはならず、調査できる範囲が限定されてしまいました。

この現場は1kmの工事範囲で、工事用道路兼、作業エリアでもあり重機が作業したら「どこを通るの?」となり、切替えしながらだったので大変でした。

杉平:他の業者の調整などをして掘削とかを進めないと爆弾探査ができなくなってしまうので、他の場所を終わらせなきゃいけない、それが大変でした。

施工ヤード(工事用道路兼作業エリア)全景:作業エリアの中に走路がある様子がうかがえる

Q. 一番多いときは何班入っていたのですか?

重政:一番多いときは13班です。
DK:目標は15~18班でいましたが、オペレータさんも集めづらくて、夕方のミーティングで工程や場所を工面しながらやっていました。年明けから3班、2月から5班など順々に増やしていきました。結局5班でも回らず、後半は10班以上入れなければ間に合わない状況でした。

不発弾探査・ボーリング作業の様子

Q. 掘削延長はどれくらいだったのですか?

DK:全長は55kmです。
重政:最終的には3200か所くらいです。
DK:最初はできるの?間に合うの?といった感じでしたが、他の業者とも調整しながらなんとか終わりました。目標は1日2.5~3本でしたが、進まないときはプレッシャーで、今思えばとても大変でした。

施工ヤード遠景

Q. 弊社とのお取引は、これまでございましたか?

重政:私は以前、他の現場で下請さんを通して土質調査を依頼していたので知ってはいました。だけど爆弾探査ができるのは知らなかったです。色々やっているのは知っていましたが、土質試験がメインだと思っていました。
杉平:この現場自体が初めてです、新入社員なので。最初の担当が伊藤さんです(笑)
重政:この現場では平板載荷試験だったり追加ボーリングや生コン試験と、色々細かな試験もやってもらって助かっています。
Q. 分析も多くご依頼頂いています。
重政:認定調査で、汚染土の土壌分析もお願いしていて、今日も来てもらっています。

Q. まだ少し調査が残っているようですね。

重政:施工上、後工程になる箇所がありますが、ほとんど完了しています。
DK:いろいろありましたね。杉平さんのおかげです。
杉平:伊藤さんが下請けさんにちゃんと指示してもらったおかげですね。

Q. 最後に今後当社に期待する事やご要望をお聞かせください。

重政:幅広くやられている事は今回知ったので、この現場だけでも色々の要望に応えて頂いて、急な事にも真摯に対応してくれました。ダメと言わずに対応しようとしてくれましたし、本当に無理な時もあったんですけど、対応はキチンとしてくれたので信頼のおける会社だなという印象でした。
杉平:今でも十分伊藤さんにやってもらっています。

今後ともよろしくお願いします、本日はありがとうございました。

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