【ブログ】当社が取り組むSDGsについて
SDGs(持続可能な開発目標)とは?
SDGsは2015年にUN(国連)で採択された、「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals )です。2030年までにこの目標を達成するために、世界中の誰もが取り組むべき17の目標として掲げられています。企業は利益を追求しながら、独自の得意とする分野で取り組むことを求められています。
SDGsの始まり「成長の限界」
最近TVや企業のHPでもSDGsについて目に触れる機会が多くなってきましたが、何故ここまで注目されているのでしょうか?1972年、今から半世紀ほど前に、ローマクラブは報告書「成長の限界」(MITの研究メンバーを中心に作成されたレポート)で、このまま人口増加や環境汚染が続くと、あと100年で地球の成長は限界に達するという警鐘を世界に鳴らしました。ローマクラブが警鐘を鳴らしてから半世紀となった今、地球の成長が限界に達するというあと100年まで折り返しです。すべてがレポート通りになっていないとは言え、今地球の未来は岐路に立っており、多くの人が地球環境に興味を持って責任や課題を認識し始めているからではないでしょうか。
国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)
先日から、英北部グラスゴーで開催されている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、各国の首脳が演説で、温室効果ガス削減など方針を説明しました。地球温暖化対策の国際ルール“パリ協定”は、産業革命以降の気温上昇を2度未満、できれば1.5度未満に抑えることを目標にしていますが、今回100か国以上の国が地球温暖化の原因となっているメタンを20年比で30%削減することで合意し、発表しました。実現すれば、50年までに少なくとも0.2度の気温上昇を防ぐことができるといいますが、すでに10年間の世界平均気温は1.09度上がっており、目標を達成するには温室効果ガスを2030年までに排出量を45%程度削減することが必要と言われています。すなわち各国がこの目標を達成したとしても1.5度の気温上昇は避けられないということになります。気温が上昇すると、熱波、豪雨、干ばつの等が頻度や激しさを増し、海面も上昇します。気温の上昇だけでなく貧困や飢餓、質の高い教育などがSDGsの目標には盛り込まれていますが、このような危機に面し、個人としても企業としてもSDGsに積極的に取り組み“地球上の誰一人取り残さない(Leave no one behind)”ように今一度考えていかなければならないと思います。
当社が取り組むSDGsについて
当社も積極的にSDGsに取り組み、推進していく事を目的に、長野県が設けた「SDGs推進企業登録制度」に賛同し、当社のSDGsのゴールにつながる具体的な取り組みについて下記のとおり宣言、公表することで、長野県のSDGs推進企業として先日登録をされました。すでに当社では長野本社屋上にて太陽光発電を行い、温室効果ガス排出の抑制を行ったり、試料袋を再利用していたり、民間工事等においては環境負荷の少ない工法を提案していたりします。今後は「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」「11.住み続けられるまちづくりを」を重点的に取り組む目標として、企業活動を進めていきます。
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【当社HP】SDGsへの取り組み | 土木管理総合試験所 (dksiken.co.jp)
【長野県SDGs推進企業情報サイト】https://nagano-sdgs.com/company/980/profile/