ワイヤレス壁面クラック変化検知器(バッテリー型)

ワイヤレス壁面クラック変化検知器の特徴

特徴1 ひび割れの動態観測が簡単でリーズナブルに

現場職員の誰もが簡単に設置出来て即時導入できるひび割れモニタリング装置です。
これまで、ひび割れ幅はクラックスケールで計測したり、変位計を設置してデータロガーにデータを記録させ回収する必要がありました。WHEC社(WHEC(威海華菱光電股份有限公司):コンタクトイメージセンサ(CIS)の世界的なメーカー)が開発したワイヤレス壁面クラック変化検知器なら、データはクラウドに保存されるため、PCやモバイル端末でいつでもひび割れの状況をチェックすることが可能です。

特徴2 バッテリー式のため電源引き込みの必要なし

本システムの電源はバッテリー式となっているため、電源確保の必要がありません。また、センサ・通信モジュール・バッテリーがひとつにまとまった装置となっているため、ケーブル長を気にすることなく簡単に設置することができます。

特徴3 温度センサ・湿度センサも搭載

ひび割れ幅の変動に大きく影響する温度、湿度についてもセンサが内蔵されているため、個別に取り付ける必要がありません。
ひび割れ幅やバッテリー電圧のデータと同時にこれらのデータも同時にクラウド上に保存されるため、事務所など複数の箇所でモニタリングすることが可能です。

特徴4 Sigfox通信のためカバーエリアが充実

通信規格はLPWAのSigfoxを採用しています。
通信エリア外でモニタリングを行うためには中継器を設置する必要がありますが、Sigfoxは山間部を除く日本全国の大半のエリアをカバーしているため、中継器の検討が少なくて済みます。
Sigfoxのカバーエリアについては京セラコミュニケーションシステム(株)のホームページをご参考ください。

 京セラコミュニケーションシステム(株)URL:https://www.kccs.co.jp/sigfox/area/

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ワイヤレス壁面クラック変化検知器(WHEC製)

 ワイヤレス壁面クラック変化検知器はコンタクトイメージセンサ(CIS)の世界的なメーカーであるWHEC(威海華菱光電股份有限公司)が開発。背面にある3本のコンタクトイメージセンサでクラック画像を取得し、白と黒のコントラストからクラック幅を測定します。

 ひび割れ幅の変化は1200DPI(0.021mm)の高解像度で検知します。クラックスケールは一般的に0.02~0.05mm刻みであり、コンタクトイメージセンサは1dotが0.021mmであることから、クラックスケールとほぼ同程度の分解能で測定が可能です。ひび割れ幅はdot数×0.021mmとして算出されます。

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設置方法

アプリ表示画面の例(PCの場合)

アプリ表示画面の例
アプリでログインしてクラウドにあるデータを開くと、温度/湿度、センサ3本分のクラック変化量、およびバッテリー電圧が表示されます。
右上の「グラフ設定」ではグラフで表示する期間をカレンダー設定することができます。
また、「データダウンロード」をクリックすれば測定データがCSV形式でダウンロードされ、Excel等でグラフ編集やデータ解析を行うことが可能です。

計測データのダッシュボードの表示だけでなく、グラフ表示期間の設定やCSV形式でのデータダウンロード機能も搭載。
Excel等でグラフ編集やデータ解析を行うことも可能です。

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使用上の注意事項

■ 濡れている場所では測定が困難

コンタクト イメージ センサは壁面の色調のコントラストによってひび割れを検知しています。ひび割れが雨水や結露で濡れて色調が濃くなると、ひび割れ幅が変動したようにデータが表示されます。このような場合、時間が経過して乾燥すると再び元のひび割れ幅に戻りますので、一時的なひび割れ幅の変動は雨水や結露による影響と見分けることが可能です。
ひび割れ部分が常に湿っているような場所では測定ができません。

一時的にひび割れ幅が増加したグラフの例

■ バッテリーの持続期間について

ワイヤレス壁面クラック変化検知器は1日1回の測定で3~5年程度は測定が可能です。
1日の測定回数はアプリで設定変更することが可能ですが、測定回数を増やせばバッテリーの消耗が早くなり、測定期間が短くなりますので、ご注意ください。
デフォルト設定では毎日1回21時に測定を行うことになっています。

■ 設置面について

コンタクトイメージセンサでひび割れ幅を測定するためにはセンサとひび割れ面までの距離を一定に保つ必要があります。そのため、ベースプレートを設置して距離を一定に保つようにしています。
表面に凹凸がある場合にはベースプレートの設置が困難であることや、センサでの適切な測定ができない可能性がありますので、ご注意ください。

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