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試験センターでの浸水リスク軽減への取組み

昨今、線状降水帯の発達などによる集中豪雨や台風による浸水災害が各地域で起こっています。2019年の台風19号災害時には長野市では堤防決壊による甚大な被害が生じました。長野県千曲市にある中央試験センターは幸いにも浸水被害は免れましたが、付近の水路は増水し、道路の冠水も見られ、いつ浸水被害を受けてもおかしくない状況でした。
このような災害を教訓とし、弊社の各試験センターでは浸水リスク軽減の取り組みを進めています。
今回は中央試験センターでの取り組みの一部をご紹介します。

止水板の設置

試験室への浸水は、試験室機能の停止だけでなく、お客様からお預かりしている試料の損傷にも繋がります。建物内部への浸水を防止するために、止水板を設置できるようにしました。
長期休業時にはあらかじめ止水板を設置し、休業期間中に豪雨災害が発生しても浸水被害が軽減できるようにしています。

正面玄関入り口の止水板設置

試験センター入り口の止水板設置

空調設備 室外機の嵩上げ

空調設備は試験室内の温湿度を一定に保持するために重要な設備です。
室外機は地面に設置されていることが多く、冠水時には被害を受けやすい設備です。また、室外機は浸水被害を受けた場合に室外機のみの修理や交換だけでは済まず、全交換が必要になるリスクもあります。このようなことから、弊社試験センターでは室外機の嵩上げを順次進めています。

弊社では各種災害による試験室の機能停止は、事業継続上の重要なリスクとして捉えています。
今回は主に浸水リスクに関する対策状況のご紹介でしたが、地震などの大規模災害についてもBCP(事業継続計画)に基づいて、リスク対策を引き続き進めていきます。




松山 雄紀
松山 雄紀