【ブログ】長野工業高等学校と産学連携による総合教育実習が長野県内ニュースで放送されました!
5月30日(月) 長野工業高等学校と産学連携による総合教育実習を実施いたしました。
2017年から行い、今年で5回目となります。(民間放送テレビ局3局にて、実習状況が放映されました。)
土木科3年生に対し、「減災・防災」教育の一環として実施するとともに、現場で活躍する社員が実践的な講義をすることで現場での調査や試験について理解を深め、また様々な職種や役割を知ってもらう機会となりました。人手不足が深刻化する土木建設業の担い手として見識を広め、今後の進路選択に役立てていただきたいと考えております。
今回のカリキュラムについて
今回のカリキュラムでは地質調査や現場調査、非破壊調査などの実地体験を行い、各解析方法についての講義を受講してもらいました。
地質調査(コア観察~柱状図作成 体験)
現場調査(現場密度試験 体験)
非破壊調査(鉄筋探査 体験)
“減災・防災”教育へ
各調査を行うことで、減災・防災にも繋がります。
例えば、
・地質調査、大雨や地震による地すべりなどの防止
・現場調査、河川やダムなどの堤体の透水性を確認することにより決壊などの防止
・非破壊調査、老朽化した構造物の状況を把握し、補修を行うことによって二次災害などの防止
実習を受けた生徒たちは、
「土の中のつくりとかを見て、災害の時にどういう土が崩れやすいのか事前に調査して、(将来)災害の予防に繋げていけたら」と話していました。
今年の土木科3年生は、令和元年東日本台風19号災害を中学三年生の時に経験し、インフラ整備への思いが強い生徒たちでした。
持続可能なまちと地域社会を目指して
今後も当社では、協力業者さんと共に持続可能な社会の担い手を育むための教育(ESD)に取組み、減災・防災に繋げ、持続可能なまちと地域社会を目指していきます。
※ESD:Education for Sustainable Development 持続可能な開発のための教育
今回もご協力してくださった有限会社 コーエー地質調査事務所の皆さま、ありがとうございました!