現地浸透試験における
水位測定・注水量管理の自動制御・自動測定試験機
(PZ-Wシリーズ)

こんなお悩みありませんか?

  • 人為的な作業工程を自動化して、時間を創出し現場対応数を増やしたい
  • 個人差の生じる工程を平準化し、社員教育を図りたい

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現地浸透試験を自動化!?
現地浸透試験機(PZ-W)とは?

浸透施設を設計するためには、地盤の浸透能力を把握することが重要です。地盤の浸透能力を過少評価した場合、浸透施設の大型化による建設コストの増加が予想されます。また、過大評価した場合は、浸透施設からオーバーフローの懸念や、浸透できなかった雨水が流出することにより流域河川への負担が増加することになるため、地盤の浸透能力を精度よく求めることは非常に重要といえます。

地盤の浸透能力を求める方法として、建築分野では大型試験孔での現地浸透試験〔社団法人雨水貯留浸透技術協会〕があります。
定常法の多くは、メスシリンダー・微量流量計・水道メーターなどの試験機を用いて単位時間ごとに人力によって注水量を調整します。さらに水位計側は、標尺や水位計が採用されます。現在このような試験方法が主流となっていますが、人為的な操作になるため取得したデータにバラつきが生じていました。

そこで当社では現地浸透試験の試験機(Power Zone Water、以下「PZ-W」)を開発し、現地浸透試験にかかわる人為的な作業を自動化することで、データのばらつきを解消し地盤の浸透能力を精度よく求めることができるようになりました。

 

PZ-Wの効果

  • 浸透試験(定常法)においては水位測定・注水量管理の 自動制御・自動測定のため精度が高い
  • 適用透水係数
    定常試験 5×10-7 ~ 5×10-4(m/s)目安
    測定流量 0.01 ~ 10L/min
  • 測定時間は2~24時間まで選択可能

  • 水位測定は音波方式もしくはフロート方式(フロート方式の場合、非定常法にも対応可能)

  • 測定結果は本体とパソコンをRS-232Cで接続し、CSVファイルで取得可能

▲ 適用透水係数範囲 図

▲取得データ(参考イメージ)

浸透施設はなぜ必要なの?

市街化が進むにしたがって、山林、田畑が減少しビル、一般住宅、道路などが増え、雨が土にしみ込みにくくなっています。また、舗装や排水設備の整備により、河川に流入する時間が短くなり、豪雨があると河川の水があふれ浸水被害の危険性が増加します。浸水被害を防止するために、河川改修や調整池の整備を進めることは重要であり、また、雨水を地中に浸透させたり、一時的に貯留して徐々に流すなど河川に流出する雨水をできるだけ抑制することが重要となります。
雨水抑制機能の一つの対策として雨水貯留浸透施設の整備が挙げられます。

PZ-W100 製品仕様

 注水・水位ユニット

水位測定方式

音波式

寸法・重量

350×280×420mm 約17kg

供給水圧

0.05~0.7MPa

計測時間

1~1440分

記録データ数

5試験

流量範囲

0~10L/min (減圧弁の調整により最大20L/minまで可能)

最小流量単位

0.01L

供給圧力範囲

0.05~0.70MPa

電源

AC100V 50/60HZ 400W

動作環境

温度0℃~40℃

データ出力

CSV形式

※注水装置内の水が凍結すると内部にある流量センサが故障する恐れがあります

 水位測定センサ

寸法・重量

60×60×180mm 約1kg

動作環境

温度0℃~40℃

PZ-W200 製品仕様

■ 水位ユニット

水位測定方式

フロート式

寸法・重量

380×180×220mm 約5.5kg

記録内容

定常法:流量(注水装置からの信号)、非定常法:水位

計測時間

定常法:1~1440分、非定常法:計測間隔による(最大3600データ)

記録データ数

定常法、非定常法 各5試験分

電源

AC100V 50/60HZ 400W

動作環境

温度0℃~40℃

データ出力

CSV形式

※注水装置内の水が凍結すると内部にある流量センサが故障する恐れがあります

 注水ユニット

寸法・重量

390×280×320mm 約14kg

流量範囲

0~10L/min (減圧弁の調整により最大20L/minまで可能)

最小流量単位

0.01L

供給圧力範囲

0.05~0.70MPa

電源

水位ユニットより供給

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