私たちが生活をする中で場所と場所を繋ぐ道路や歩道は欠かせません。しかし、新しく完成した道路や、すでに活用されている道路がでこぼこしていたり、雨が降ったあと水はけが悪いと私たちの生活に影響してきます。
道路や歩道の施工品質を保つために、施工時に様々な試験調査を現場で行っています。
舗装の品質管理とは、施工時の品質管理、性能の確認、検査、維持修繕計画の立案、試験舗装の調査等を目的として実施します。
維持修繕計画においては、舗装の状況を把握し評価することで、道路利用者に一定以上の品質を保って提供することができます。
また、性能の確認においては発注者が設定した性能指標を、値を現地で直接確認することで品質を保つことを目的としています。
スリップ事故の原因の一つとして舗装表面の粗度が悪く、摩耗してしまったような路面ではタイヤのグリップが効かず、スリップ事故が起きやすくなることがあげられます。この路面の「すべり」程度を調べる方法として、舗装のすべり抵抗測定があります。
すべり抵抗測定は、アスファルト混合物やセメントコンクリートで舗装した路面のすべり抵抗性を把握することを目的としています。
屋外体育施設(グラウンド等の表面が土や砂など)のクレイ舗装仕上げの品質管理として利用します。
手動押込式の試験器を地面に貫入させて、貫入抵抗値から土の固さを判定します。
盛土・自然のり面、切土のり面及びトンネル切羽などの露出させた地盤の表面や、貫入が可能な固化処理土、改良土供試体及びボーリング試料などの土壌硬埴測定に使用します。
浸透施設を設置する地盤の透水係数を求めるための試験です。
設計書等に透水係数の記載がある場合は、その透水係数を満足するか比較をします。
透水係数は宅地造成や太陽光発電所の建設に伴う浸透ますなどの浸透施設の設計に使用されます。
現地浸透試験は、ボアホール法、土研法、実物試験の3手法あります。
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