溶接部断面を目視観察し、断面上のブローホール・割れ・アンダーカット・ピットといった欠陥の有無の確認や、ビード幅・のど厚などの溶接部断面寸法の良否の判定を行うことです。
「構造物施工管理要領」(NEXCO)では鉄筋のフレア溶接について下記の試験項目が規定されております。
・外観・形状寸法試験
・引張試験
・断面マクロ試験
当社ではJIS G 0553「鋼のマクロ組織試験」に準じたマクロ試験を実施致します。
溶接断面を観察するにあたって、鋼のマクロ組織を現出させるため、断面を十分に研磨した後、腐食液を適用します。これによって、溶接部の溶込み具合、溶接欠陥、溶接熱影響部の状態を「肉眼」で確認することが可能になります。主に現場溶接に先立ち、適切な溶接方法、溶接施工技量及び溶接性を確認する目的で行われるため、試験用に作成された「モデル供試体」と呼ばれる試験片が対象となります。
「JIS」に は試験方法のみが記載されています。
「道路協会」は溶接外観目視用の基準のみの記載です。
したがって国交省や県が管轄の現場でも、マクロ試験に関しては現状「構造物施工管要領」しか準拠できるものがありません。国交省の特記仕様書ではNEXCO の要領に準ずるということがよく記載されています。
試料全体の組織を判定するため、鋼の断面を研磨し、エッチング(腐食)させ鋼中に存在する欠陥組織を観察します。
試験方法は JIS G 0553 「鋼のマクロ組織試験方法」に準拠いたします。
判定基準は「構造物施工管理要項」(平成27年7月)に準拠いたします。
溶接部の欠陥の有無と、寸法が設計通りであるか確認をします。
平日 8:30-17:30
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