石油備蓄基地は埋め立て地のため軟弱地盤であることが多く、タンク基礎地盤の沈下が原因でタンク底板に負荷がかかり、溶接部が割れてしまう恐れがあります。最悪の場合にはタンク内の石油が流出する事故につながりかねません。
従来は底板を削孔して底板と基礎の隙間を確認していましたが、限られた検査時間で復旧までを行うためには検査範囲、数量を絞る必要があります。
また、タンクに少なからずダメージを与えることとなります。
このような底板と基礎の隙間を非破壊でかつ迅速に行うために、中性子線を用いた測定を行っております。
この調査は、タンク底板上から底板下の隙間や基礎の起伏を非破壊的に求めることができます。
底板上にセットした隙間測定器から隙間距離が、底板の厚さと底板のレベルが判れば隙間距離より基礎地盤の形状が求まります。
また、この技術は基礎の修正工事での施工管理にも利用されています。
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