動植物調査(自然環境部門)

社会インフラ建設時の自然環境アセスメントを支援します。

動植物調査とは

建設インフラの計画時、施工中、竣工後の生態系分析や保全検討を行うためのフィールド調査を支援します。動植物は動植物リストや植生図の作成、希少種・外来種の分布調査、保全方法を提案します。

1.調査方法

動植物調査では様々な調査方法で生育種や貴重種の分布状況、個体数等の現地調査を行います。 


2.調査対象に応じた調査方法

調査対象 調査方法

哺乳類

目撃法、フィールドサイン法、トラップ法、コウモリ調査(バット・ディテクター)、無人撮影法等

鳥類

任意踏査法、ラインセンサス法、スポットセンサス法等L

猛禽類

 

定点観察法、繁殖状況調査(ビデオ撮影、現地踏査)、フクロウ等夜間調査(コールバック法)
両生類・爬虫類 直接観察法等

魚類

 サデ網、タモ網、投網、刺網、はえなわ、カゴ網、電気ショッカー等による採捕等

陸上昆虫類

 任意採集法、ライトトラップ法(カーテン式、ボックス式)、ピットフォール法等

底生動物

 定量採集法、定性採集法

動植物プランクトン

 バンドーン式採水器、プランクトンネット等による採集

付着藻類

 

 定量採取法等
植物相、貴重植物種  任意踏査法等

植物群落

 Braun-Blanquet法による群落構造、種構成、被度、群度等の記載

 


3.関係法令・参考文献

業務に関わる関係法令、参考文献は主に希少種・外来種の選定根拠に関わるものです。
希少種に該当する動植物が確認された場合、保護・保全措置が検討され、かつ外来種の選定基準に該当する動植物が確認された場合、駆除等の対策が検討されます。

内容

関係法令、参考文献

希少種選定基準 

  • 文化財保護法、地方自治体の文化財保護条例
  • 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律、
  • 地方自治体の野生動植物保護条例
  • レッドデータブック、レッドリスト(環境省、地方自治体)

外来種選定基準

  • 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
  • 我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト
調査方法
  • 道路環境影響評価の技術手法(平成24年度版)
  • 河川水辺の国勢調査基本調査マニュアル
  • 猛禽類保護の進め方(改訂版)











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