【ブログ】ジオロボティクス研究所でコンクリートのひび割れ対策と補修セミナーを開催!
5月初旬にジオロボティクス研究所において、
コンクリートのひび割れをテーマに対面セミナーを開催いたしました。
本記事では開催の様子をお届けします。
【開催概要】
- 温度応力解析について
- ひび割れ幅モニタリング機器の紹介
- 環境に配慮したコンクリートに替わる補修技術 ジオポリマー技術について
第一部は温度応力解析からセミナーがスタート。
温度応力解析について温度ひび割れの抑制、対策工の提案として、温度応力解析の座学を
社会基盤マネジメント部の深山が講演いたしました。
左奥:社会基盤マネジメント部 深山 右奥:ジオロボティクス研究所 吉田
第二部でのひび割れ幅モニタリング機器については、屋内実験フィールドに移動し、
生じてしまったひび割れの経過観察ツールとして、ひび割れ幅のモニタリング機器を
ジオロボティクス研究所の吉田が解説いたしました。
セミナー開催の数日前から実機を屋内実験フィールドに設置し、コンクリートひび割れの計測を行いデータの変位状況を踏まえて解説いたしました。
屋内実験フィールドに設置した実機を示しながら解説する吉田
第三部の環境に配慮したコンクリートに替わる補修技術 ジオポリマー技術については、
産業副産物として発生する高炉スラグやフライアッシュを原料にし、かつ、
CO2排出量を抑えて製造できる「ジオポリマー」を用いた補修工法の座学実演を
合同会社GPIの村上代表、日本ジッコウ株式会社の大木部長、芝所長に講演いただきました。
コンクリート供試体を使ってジオポリマーを用いた補修工法の実演を行う様子
地元ゼネコン、苫小牧市役所(道路橋梁関係)、補修工事関係者を中心に24名の方々にお集まりいただきました。
今年の北海道は雪解けが早く、工事の時期も前倒しで本格化しており、キャンセルもありましたが、3時間を超えるセミナーを無事終了することができました。
ジオロボティクス研究所 吉田より
この度は、たくさんの方にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
今回はジオロボティクス研究所ならではの屋内実験フィールドを活用した対面セミナーを開催することができました。
ご参加いただいた皆様から、「分かりやすい説明だった」「有意義な時間だった」とお言葉をいただきました。皆様の業務にわずかでもお役立ていただければ幸いです。
また、開催後にドローン・点群処理・BIM/CIM関連のセミナーに対して要望が強くございましたので、秋ごろを目標に企画しております。
今後とも、ジオロボティクス研究所をお願い申し上げます。
土木管理総合試験所のジオロボティクス研究所は、屋内外に広大な実験フィールドやテストコースを持つ研究施設です。
また、第二フィールドとして、北海道苫小牧市という自然豊かな環境を活かした山林試験フィールドも利用可能です。お客様の目的に合わせた利用方法をご提案いたします。
テストフィールドについてお困りの際は、是非お気軽にお問い合わせください。