【ブログ】JAXAで土間コンクリート調査報告会を開催!
この度、弊社では宇宙航空研究開発機構(英文名称:Japan Aerospace Exploration Agency)(以下JAXA)様に向けて土間コンクリート調査報告会を開催しました。その様子をお届けします。
今回の調査経緯は、実験装置設置に伴い土間コンクリートの耐荷重を調査したいというお問い合わせをいただいたことがきっかけでした。
実際の現場状況をかいつまみながら、試験調査結果や工事内容について報告しました。
本調査及び工事内容は下記をご覧ください
調査実績の詳細はこちら>>
JAXA 調布航空宇宙センターについて
今回は東京都調布市にある、本社・調布航空宇宙センターに伺いました。
JAXAの施設は、全国に事業所・施設を含め19カ所あり、海外に5カ所あります。報道などでよく目にするのは、日本最大のロケット発射場がある種子島宇宙センターですね。
調布航空宇宙センターはJAXAの中で航空技術の研究を推進する唯一の拠点として、日本の航空産業の成長に貢献し行政ニーズに応える次世代航空技術を研究開発している施設です。また、風洞設備や航空エンジン試験設備、実験用航空機、日本最大級のスーパーコンピュータなど日本有数の大型試験設備が整備されており、これらの設備の維持・向上や試験法、解析法などの開発を行い、航空から宇宙まで多様な研究開発のニーズに応えています。
私はこの日初めて訪問したのですが敷地の広さに驚きました。施設内には展示室などもあり、日を改めて伺いたいです!
この日は、調布航空宇宙センターの周りに植えられている桜が満開でとてもきれいでした。
報告会の様子
報告会にはJAXA施設第二課の皆様にご参加いただきました。
はじめに調査経緯と目的、事前にいただいた設計図書についてお話をしました。次に、土間コンクリートの構造を調べるために必要なコンクリート強度、配筋の有無、コンクリートの厚さ、地盤の強さなどの試験調査項目と、その内容や方法について紹介しました。
現地のサンプリング方法や調査方法に興味を持っていただきました。
次に試験室に持ち帰った試料の室内試験方法や試験結果データについてご報告。
こちらでは計算式などに興味を持っていただき、
皆様報告書の内容と見比べながら、メモを取りながらお聞きくださいました。
最後に、土間下に数センチ程度確認された空洞の充填工事工法についてご報告しました。施工前、施工後の状況を見比べていただきました。
今回実施した沈下修正工事 テラテック工法についてはこちら>>
本調査を担当した 左:DK営業推進部 片柳 右:DK社会基盤マネジメント部 松巾
質疑応答では素朴な疑問から専門的内容まで率直なご意見をいただきました。活発に意見交換をする中で当社でも発想のつかないご意見が出たり、弊社が学ぶ機会にもなり貴重な時間を過ごさせていただきました。
最後に
本報告会は「土間コンクリートはどのように調査するの?」と調査に興味を持っていただいたことから開催が決まりました。ご参加いただいた皆様からは、「報告内容は分かりやすく大変満足で、今後の業務に活かしたい」とお言葉をいただきました。
報告会前は緊張の面持ちの片柳と松巾でしたが、報告会後にホッと胸をなでおろしておりました。
土木管理総合試験所では、お客様の目的に合わせて調査試験をご提案致します。試験調査だけではなく必要の場合は補修・補強工事までワンストップで対応いたします。
また報告書のご提出だけではなく、お客様はもちろんのこと発注者様へ報告書のご説明に伺います。
試験調査についてお困りの際は、是非お気軽にお問い合わせください。