地下水源探査

地下水を可視化し水源を探査
~ AQUA Visualizer ~を活用した地下水源探査

地下水源の需要高まりへの対応に新技術と地質調査技術を融合し精度を向上します。

地下水は年間を通じて安定した温度、良好な水質が保たれ、井戸があれば簡単に入手できる優れた水資源として古くから日本国内で利用されてきました。
近年、家庭用ウォーターサーバーの普及に伴うミネラルウォーター需要の増大、高い経済性と安定性に着目した大規模な井戸の設置、水資源の利用と保全を目的とした水循環基本法の施行といった社会情勢の変化が生じており地下水に対する注目が再び高まっています。
また、地下水の安定した温度を利用した省エネルギー技術である地中熱利用や、水道水から地下水へ切り替えることによる工業用水のコスト削減にも活用されており、地下水は、省エネ対策の観点からも存在感を増しています。

当社では、長年培った当社の地下構造の知見や地質解析技術といちごホールディングスと連携し、ピンポイント地下水探査システム「AQUA Visualizer(アクア ビジュアライザー)」を利用した地下水源探査サービスを提供しています。

1.地下水源探査の概要

新技術 ピンポイント地下水探査システム『AQUA Visualizer』とは?

ピンポイント地下水探査システムとは、従来の地下水探査手法の比抵抗値や充電率(IP法)に加え、新技術の“特定周波数効果指数”を用いて解析を行うことで探査精度の向上を実現しています。

特許取得状況
地下水探査の探査精度向上技術について下記の特許を取得しています。

  • 国際特許 No. WO 2016/017507 A1
  • 日本特許 特許第6235146号

特許出願者:いちごホールディングス


特定周波数効果とは

これまでは周波数と比抵抗値には一定の関係にあると考えられていましたが、ある特定の周波数を地中に流すと、地下水が存在する場合に比抵抗値が局所的に大きく変化することが分かりました。このような特性を利用し帯水層の位置を解析します。

画像提供:株式会社いちごホールディングス

特定周波数の適用場面

地下探査が必要な様々な調査や開発で活用できます。

適用場面
・ 地下水源開発
・ 漏水調査(ダム、ため池、河川堤防等)
・ 地すべり調査
・ 地下空洞調査
・ 道路陥没調査

調査や開発に応じて、適切な断面表現を行います。

断面図への表現項目
・ 地下水賦存箇所の推定
・ 地下の地質構造の把握
・ 地下水の水質、水量、連続性、流れ道の推定
・ 海水(塩水)の存在の把握


探査方法

  • 一般的には調査深度の3倍を目安に測線を設定します
  • 測線上に5~10mの間隔で電極棒を設置して、データを測定します
  • データを解析し、地下断面図等の解析資料を作成します

※メーカーホームページ(外部リンク)が開きます


2.このような調査を予定している官庁様、企業様へおすすめ

  • 防災施設整備を予定している官庁
  • 河川、ため池、ダム等の漏水影響調査を予定している官庁
  • ミネラルウォーターの水源を探査している企業
  • 地下水への切替えを計画している工場設備(化学、鉄鋼、紙・紙加工品等の製造業)を有する企業
  • 地熱等の発電事業者 など

    ※ 地下水の採取には、「工業用水法」(経済産業省、環境省所管)及び「建築物用地下水の採取の規制に関する法律」(環境省所管)があります。調査を行う前にフィジビリティースタディ(実現可能性調査)を実施したうえで調査を実施します。

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