埋設物探査のための地質調査

構造物基礎杭・配管・不発弾等の埋設物を探査します

埋設物探査のための地質調査とは

ボーリング等の地質調査技術を活用して、地中に存在する埋設物(構造物基礎杭や配管、不発弾等)の有無や位置を把握します。調査対象や調査目的に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

1.試験概要

ボーリング調査

ボーリングとは、地盤に細長い円筒状の穴を掘削して、地層の構成や地質の状況等を把握するための地盤調査方法です。
ボーリングによる試料採取(サンプリング)から地層状況および土・岩質性状を把握したり、ボーリング孔を活用した各種試験・計測から地盤強度や物理・変形特性等の判定などをします。


磁気検層

磁気検層では、ボーリング孔内で両コイル型磁気傾度計(検知器)を緩やかに吊り上げながら測定を行います。
プローブには、上部と下部の二箇所に磁気検知センサが内蔵されており、磁気センサが検知した磁気強度変化を電気信号に変換して、測定器本体に記録していきます。
斜孔ボーリングでの測定、ボアホール・レーダー探査、速度検層を併用することで様々な目的へのアプローチが可能となります。


ボアホールレーダー探査

「ボアホール・レーダー」は地中レーダー探査で使用するアンテナをボーリング孔に挿入できるように改良することで、構造物基礎杭の根入れ深度や配列を把握することの出来る新しい探査方法です。
レーダ探査は、電気的性質の異なる物質からの反射波を利用して地下構造を探査する手法です。
アンテナからボーリング孔外に向けて発射された電磁波(電波)が、伝搬媒体となる土や地層と電気的性質の異なる物質にあたって反射します。その反射波が、再びボーリング孔内に戻り受振アンテナに到達したときの往復時間から反射物体までの距離を求め、アンテナをボーリング孔内で移動することにより深度方向の位置が求める事ができます。
アンテナは測定方向に対して±45°の指向性を有しており、測定方向の中心に近いほど強い反応を得られます。
そのため、調査対象物の位置を特定することを目的とする場合、任意の角度から90°(または45°)ごとに測定を行います。

高密度表面波調査

測定方法は地表面の測線上に等間隔に受信器を設置し、地表面をカケヤなどで鉛直方向に打撃することで振動を与え、その振動をマルチ・チャンネルで受信することにより表面波を抽出します。
ランドストリーマー・ケーブルを利用することで広範囲の調査を迅速に実施できます。

地質構造や緩み領域の把握のほかに、これらの定数を推定するのにも利用することが可能です。したがって、ボーリングやサウンディングと併用することで、より詳細な土質定数を得られ、また表面波探査は屈折法では探査できない硬軟互層の地盤に対しても適応可能であり、空洞調査にも有効です。

用途としては支持層・基盤層の深度確認、地盤改良効果判定、液状化予測、空洞、埋設物、堤防の健全度調査住宅地盤調査、地中埋設管路敷設地盤調査、堤防診断調査、地盤改良評価調査、舗装路盤調査等、広範など、多岐にわたります。













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