土壌の析出物分析(建設環境部門)

異常が発生している土壌やコンクリート等の原因を突き止めます。

土壌の析出物分析とは

土壌やコンクリートの変状には様々な原因が考えられますが、析出物分析は材料中の介在物や析出物(酸化物、炭化物、窒化物などの化合物として存在する成分)の混入の視点から定量分析を実施します。


1.分析概要

分析概要

以下に紹介する装置で定量分析を行います。

  • コンクリートの表面に発生している粉末が何か知りたい。
  • 地盤が膨張(隆起)している原因を知りたい(エトリンガイト※1の有無など)。
  • 土壌がスメクタイト※2(膨潤性粘土鉱物)を含有しているかどうか知りたい。
  • コンクリート中の塩分量を知りたい。
  • CCA※3処理木材の定性分析

注1:コンクリートが膨張する原因となる鉱物
注2:トンネルの切羽崩壊や支保工の変状、底盤の盛り上がりなどを引き起こす原因となる鉱物
注3:クロム銅ヒ素系木材保存剤の略、シロアリから木造住宅を守るために使用されていた薬剤

蛍光X線分析装置 (XRF)

蛍光X線分析装置は、最大300(W)×275(D)×約100(H)mmまでの大型試料を試料室に入れられるため、コンクリート片や岩石片などの主成分分析が可能です。また試料面をカメラ画像で確認しながら、分析範囲を最小1mm~最大10mmの範囲で変えられます。

粉末X線回折分析装置 (XRD)

粉末X線回折分析装置を用いて土壌及び岩石等の粉末を分析することにより、試料を構成する鉱物組成が明らかとなります。










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