地質調査
目次
1.ボーリング
2.地すべり調査
3.小口径ボアホール・カメラ
4.ボアホール・レーダー探査
5.ボアホール・カメラ
6.磁気検層
7.弾性波・速度検層
8.常時微動測定
9.地表変位観測 地表伸縮計・変位計(地表面傾斜計)
10.孔内変位観測 傾斜計(埋込式)・沈下計
11.高密度表面波調査
12.その他私たちがお手伝いできる事
ボーリング
土木部門では、擁壁、橋梁、堤体、トンネルなど様々な構造物があります。どんな構造物に対しても必要な地盤情報を捉え、解析し必要な情報をご提供いたします。 建築部門では、戸建住宅~超高層ビルまで、計画建物に見合った調査方法をご提案し実行いたします。
機械ボーリングは大きく分けてコアボーリングと、ノンコアボーリング二分されます。
コアボーリングは、全ての土~岩に任意の角度でせん孔し、各種コアバーレルを用いて土・岩試料を採取(サンプリング)を行い、掘進作業状況や採取試料により地層状況および土・岩質性状を把握することを主目的とします。
ノンコアボーリングは、全ての土~岩に任意の角度でせん孔し、任意深度にて原位置試験(標準貫入試験等)やサンプリング等を実施することを主目的とする。削孔には各種コアバーレルを用いて土・岩試料の採取を行い、掘進作業状況や採取試料により地層状況を把握します。
地すべり調査
試験概要
地すべりとは、「斜面の安定度バランスが崩れ、斜面の一部もしくは全部が移動する現象」であり、強度が残留強度状態まで低下した「すべり面」に沿って動きます。斜面の安定度バランス変化の原因は、「すべり面付近への間隙水圧の集中」(豪雨)「切土・盛土等による地形変化」「地震」等があります。地すべりを止めるべく現場に最適な対策工をご提案し、設計いたします。
地すべり調査では以下の調査を組み合わせて行います。
現地踏査 |
|
測量 |
平面測量、横断測量、縦断測量、ドローン |
地すべり調査ボーリング |
|
地すべり変動計測調査 |
パイプ歪計,挿入型傾斜計,水位計、伸縮計 |
警報システム設置 |
伸縮計 |
地すべり安定解析 |
|
対策工詳細設計 |
|
地下水調査 |
DKブログ 関連記事はこちら ▷ 現場レポート!災害関連緊急地すべり防止事業編
お見積り/ご相談はこちら
小口径ボアホール・カメラ
試験概要
「小口径ボアホールカメラシステム(BIP-mini)」は主に道路下の空洞を観察するために開発された360°展開画像を取得できるボアホール・カメラシステムです。
コア抜きで削孔した後、孔内無水の状況で深度2~3m程度までであれば従来のボアホールカメラに比べ簡易的に計測が可能です。
お見積り/ご相談はこちら
ボアホール・レーダー探査
試験概要
「ボアホール・レーダー」は地中レーダー探査で使用するアンテナをボーリング孔に挿入できるように改良することで、構造物基礎杭の根入れ深度や配列を把握することの出来る新しい探査方法です。
レーダ探査は、電気的性質の異なる物質からの反射波を利用して地下構造を探査する手法です。アンテナからボーリング孔外に向けて発射された電磁波(電波)が、伝搬媒体となる土や地層と電気的性質の異なる物質にあたって反射する。その反射波が、再びボーリング孔内に戻り受振アンテナに到達したときの往復時間から反射物体までの距離を求め、アンテナをボーリング孔内で移動することにより深度方向の位置が求める事ができます。
アンテナは測定方向に対して±45°の指向性を有しており、測定方向の中心に近いほど強い反応を得られる。そのため、調査対象物の位置を特定することを目的とする場合、任意の角度から90°(または45°)ごとに測定を行います。
お見積り/ご相談はこちら
ボアホール・カメラ
試験概要
岩盤内に存在する不連続面の分布状況を観察、不連続面の走向・傾斜を測定でき、亀裂の開口程度や亀裂面の状況の分類が可能となり、空洞の存在や地質状況を鮮明な画像で詳細に観察できます。
プローブに内蔵されたCCDカメラと曲面ミラーにより孔壁360度展開画像を取得でき、磁気方位センサーで常にプローブの姿勢と向きを記録、画像として捉えた不連続面の走向・傾斜を画像記録により算出することができます。
孔内水の有無に関係なく測定が可能で、孔壁が軟弱で崩壊の恐れがある場合には、あらかじめ透明なアクリル管を挿入しておくことで測定が可能となります。
測定で得られた画像から岩盤の状況を観察し、確認できる不連続面全てを状態別に分類するとともに、不連続面の走向・傾斜を求める。ステレオネット法等により不連続面全体の走向・傾斜を求め、またその分布状況をグラフに表します。
お見積り/ご相談はこちら
磁気検層
試験概要
斜孔ボーリングでの測定、ボアホール・レーダー探査、速度検層を併用することで様々な目的へのアプローチが可能となります。
「磁気検層」では、ボーリング孔内で両コイル型磁気傾度計(検知器)を緩やかに吊り上げながら測定を行います。プローブには、上部と下部の二箇所に磁気検知センサが内蔵されており、磁気センサが検知した磁気強度変化を電気信号に変換して、測定器本体に記録していきます。
お見積り/ご相談はこちら
弾性波・速度検層
試験概要
構造物基礎杭の根入れ深度を把握することのできる従来型の探査方法です。「ボアホール・レーダー探査」、「磁気検層」を併用することで様々な調査目的へのアプローチが可能となります。
「弾性波・速度検層」とは、ボーリング孔内に受振器(ハイドロフォン)を設置した状態で、構造物のコンクリート面または杭自体をハンマーで打撃し、弾性波動を発生させ、孔中受振器でその波を観測します。
お見積り/ご相談はこちら
常時微動測定
試験概要
常時微動とされる振動は、地震時におけるその地盤の揺れ方とある程度の共通点を持っており、常時微動測定の結果から地震時の地盤の揺れ方を推定することができます。
地表計と地中計(ボーリング孔内)で同時に微動観測を行うことにより耐震・免震等の設計において重要な資料を作成することが出来ます。
捉える周期範囲に合わせて、複数種類の微動計(換振器)が存在し、上下1成分と水平直交2成分を持ちます。
お見積り/ご相談はこちら
地表変位観測 地表伸縮計・変位計(地表面傾斜計)
地表変位観測は、主に地すべり挙動や地盤の崩壊等、地盤(地表面)の移動量・変位状況を計測するために行われ、一般的にはインバー線を張りその移動量を計測する地表面伸縮計や傾斜センサーを地表部に多点設置し、面で捉えた変状把握を行う変位計等が挙げられます。
↑地表伸縮計 設置の様子
↑地表面傾斜計 設置の様子
お見積り/ご相談はこちら
孔内変位観測 傾斜計(埋込式)・沈下計
孔内変位観測は地中における動態観測により地盤内の動きを把握するための調査技術であり、地盤の水平方向変位を計測する傾斜計と鉛直方向変位(沈下)を測定する沈下計が使用されます。これら計測機は任意の深度において複数点計測出来ることが特徴であり、測定深度毎の変位量を同時に把握することが可能です。
↑傾斜計 設置の様子
↑沈下計 設置の様子
お見積り/ご相談はこちら
高密度表面波調査
試験概要
測定方法は地表面の測線上に等間隔に受信器を設置し、地表面をカケヤなどで鉛直方向に打撃することで振動を与え、その振動をマルチ・チャンネルで受信することにより表面波を抽出します。
ランドストリーマー・ケーブルを利用することで広範囲の調査を迅速に実施できます。
地質構造や緩み領域の把握のほかに、これらの定数を推定するのにも利用することが可能です。したがって、ボーリングやサウンディングと併用することで、より詳細な土質定数を得られ、また表面波探査は屈折法では探査できない硬軟互層の地盤に対しても適応可能であり、空洞調査にも有効です。
用途としては支持層・基盤層の深度確認、地盤改良効果判定、液状化予測、空洞、埋設物、堤防の健全度調査住宅地盤調査、地中埋設管路敷設地盤調査、堤防診断調査、地盤改良評価調査、舗装路盤調査等、広範など、多岐にわたります。
その他私たちがお手伝いできる事
地下水調査
・水質調査
・地下水位変動調査
・間隙水圧試験
・透水試験
・揚水試験
・地下水流速流向測定
・深井戸ボーリング
・温泉ボーリング
地質調査、その他観測に関してお困りの際は、お気軽のご相談ください。