様々な事業による計画地の樹木伐採や形質の変更に伴って集水域の流出係数が変化し、工事中あるいは供用後の流量に変化が生じる場合があります。
小規模な河川や沢、水路の流量を連続的に精度よく観測することにより、流量変化の有無を評価します。
近年では、小水力発電事業において事業可能性調査等の段階で調査が行われます。
観測したい地点の状況に応じて最適な観測手法をご提案いたします。
パーシャルフリューム(JIS B 7553)は、水路断面を絞ることにより、流速を速め、水位測定によって流量換算をします。
一般的な流量観測に用いられる三角堰などのように、堰を設けないため流路を遮断せず、上流側への堰上げが少ないので水路等の観測に優れます。
また、土砂や枝葉の堆積が少ないこと、流量測定範囲が広いなどのメリットがあります。
ただし、堰による手法と異なり射流など水路勾配のある水路には設置できません。
流量が多いU字溝などの人工水路では、流速と水位の観測から流量に換算可能です。
水位については水圧式や超音波式など現場の状況に応じてご提案いたします。
遠隔監視化によってオフィスのPCでのデータ監視が可能となり、異常値が発生した場合はアラームメールで確認できるため、欠測の低減や出水時のメンテナンスをタイムリーに行うことができます。
また、流量だけでなく、水質、気象(風向風速、温湿度、日射量等)、騒音振動、各種地滑り観測等の防災関連の遠隔監視化も可能です。
これら各種システムをご予算・用途に合わせた仕様でプランニングし、ご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
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