【土質試験(室内)】岩石の一軸圧縮試験

岩石の基本的な性質を求める試験として実施頻度が高く、試験結果は「岩盤分類」「設計定数」「解析データ」などに幅広く利用

岩石の一軸圧縮試験とは

岩石の一軸圧縮試験は、岩石の基本的な力学特性である一軸圧縮強さを求める簡便な試験です。
本試験は、実施頻度が高く試験結果は多方面に利用されますが、一軸圧縮試験で求められる強度は、供試体の寸法・形状・含水状態・載荷速度などの影響を受けることから、可能な限り同様の試験環境下で統一的な方法で試験を行います。
本試験の結果は、道路や橋梁、建設物の基礎設計や安定性の評価に適用され、トンネルやダムでは鉱山の坑道安定性や破砕プラントの設計に使用されます。


1.試験概要

試験の概要

岩石の一軸圧縮試験は、公益社団法人地盤工学会JGS 2521に基づき、岩石が拘束圧を受けない状態で軸圧縮されるときの強度・変形特性を求めます。
当社では、岩石の一軸圧縮試験を以下のとおり区分しています。

  • 単純にひずみを考慮せず強度のみ求める場合は「圧縮強度試験」
  • 縦ひずみのみを計測する場合は「一軸圧縮試験(静弾性係数)」
  • 縦ひずみ・横ひずみを計測する場合は「一軸圧縮試験(静弾性係数・ポアソン比)」

    ・ポアソン比
    ポアソン比とは、供試体に軸方向応力を加えたときの供試体の軸方向ひずみと横方向ひずみとの比をいい、その逆数をポアソン数といいます。
    ポアソン比=横ひずみ(%)/縦ひずみ(%)

岩石の一軸圧縮強さの求め方

圧縮強さによる区分

JIS A5006 割ぐり石

岩区分参考表

応用地質学会編集 岩の分類より
備考
1.硬岩Ⅱは特殊な場合のみで通常は軟岩Ⅰ、軟岩Ⅱ、中硬岩、硬岩Ⅰに四区分とする。
2.地山の弾性波速度は切取りの原地形の状態から測定したもので、掘削面で判定した場合は爆破の影響、切取りに伴うサーチャージの除去、緩みの程度により補正する。

岩盤分類法の記号

「土木工学ハンドブック」-地盤工学会 岩の力学委員会

地山弾性波速度等による岩分類

「土木工学ハンドブック」-地盤工学会 岩の力学委員会

<A グループに属する岩>
片麻岩、砂質片岩、緑色片岩、珪岩、角岩、石灰岩、砂岩、輝緑凝灰岩、礫岩、花こう岩、せん緑岩、はんれい岩、かんらん岩、じゃ紋岩、流紋岩、ひん岩、安山岩、玄武岩
<B グループに属する岩>
黒色片岩、緑色片岩、千枚岩、粘板岩、輝緑凝灰岩、けつ岩、泥岩、凝灰岩、集塊岩


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2.自動試料分取装置のご紹介

自動試料分取装置という「人に代わって土質試験の前処理をするロボット」を開発し導入しています。

3.関連試験

土の繰返し非排水三軸試験
地震で揺れた地盤がどの程度液状化しやすいかの指標を得る試験です。


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