
【ブログ】(公社)砂防学会研究発表会 長野大会に参加しました
5月末、公益社団法人 砂防学会の研究発表会 長野大会に参加しました。今年度は当社が本社を置く、長野県で開催です。
研究発表会では昨年に引き続き、「AI技術を活用したコンクリートブロックのマシンガイダンスシステム開発 」について口頭発表を行いました。
さらに企業展示ブースでは、ソイルセメント材を活用した環境配慮型工法「円形コンバック®」を旭化成アドバンス㈱様の方とともに、来場されたお客様に紹介を行いました。
▲ 左 長野市 荻原健司市長の特別講演の様子
右 企業展示ブースで円形コンバック®を紹介する様子
「砂防学会とは?」「当社と砂防学会の関わりと参加目的」については前回ブログをご覧ください。
▼ 前回ブログはこちら
AI技術を活用したコンクリートブロックの
マシンガイダンスシステム開発
▲ 研究発表会の様子
国土交通省九州地方整備局九州技術事務所、株式会社オリエンタルコンサルタンツの方とともに無人化施工の課題において、遠隔操縦式バックホウを用いたコンクリートブロックを使用する構造物構築を支援するシステムの構築を目的に 検討を行っています。
昨年度の和歌山大会では、バックホウに搭載したカメラ画像からコンクリートブロックを物体検出AIを使い高い精度で検出できることを確認し、AIによる画像解析が有効であることを発表しました。
本年度は画像解析の次段階として、検出したコンクリートブロックとバックホウの距離測定や遠隔PCへの画像伝送を行うプログラム作成などの取組や検討の発表を行いました。
取組み・検討の詳細については下記砂防学会HPからご覧ください。
▶砂防学会HP「 AI 技術を活用したコンクリートブロックのマシンガイダンスシステム開発」資料へ
今回の発表において会場からは、今後、長距離遠隔操作(国外からの遠隔など)への期待の声をいただきました。
砂防施設の計画・調査・設計ならびに維持管理においてDX技術が徐々に活用されてきているようです。当社も保有技術や先進技術を駆使して技術開発を進め、より効率的に安全・安心な社会づくりに貢献していきたいと思います。