ソイルセメント材を活用した円形コンバック®

現場発生土によるソイルセメント材を利用した
現場打設大型ブロック積み工法

ソイルセメント材を活用した円形コンバック®とは

現地の発生土砂(以降、現場発生土)によるソイルセメント材を円形コンバック®の中詰材として使用する環境配慮型工法です。

ソイルセメント材とは現場発生土を有効利用することを目的とし、現場で土・セメント・水を混合し改良した材料です。
▶ 砂防ソイルセメントの詳細はこちら

円型コンバック®は、大型ブロック擁壁の代替工法として、土砂崩落の修繕工事や豪雨災害の復旧工事など、様々なシーンに利用できます。

弊社はソイルセメント材を活用した円形コンバック®について旭化成アドバンス株式会社、小岩金網株式会社とともに共同特許出願中(2025年4月 現在)です。

・ジオテキスタイルを主体としたジオシンセティックスを用いた土木工事向けの繊維資材
 旭化成アドバンス㈱:円形コンバック®|旭化成アドバンス株式会社 環境資材事業部

・土砂崩れや落石の防護、河川の護岸、野球場の防球ネット、立ち入り防止柵の金網
 小岩金網㈱:製品紹介|円形コンバック®|小岩金網株式会社

※円形コンバック®は旭化成アドバンス株式会社の商標です。

1.製品概要

特徴

  • 金網と内袋のみのシンプルな構造の製品のため、軽トラックやライトバン程度が走行できる林道でも搬入可能 
  • 現地で簡単に組み立て可能
  • 現地の発生土砂が建設材料となるため、コスト縮減が期待できる
  • 発生土砂の有効活用により災害復旧などの残土処分を大幅に縮減
  • 土砂災害発生後に生産された土砂を資材として活用できる
  • 翌日には移設が可能なため施工期間を短縮できる
  • 搬出土砂の減少、搬入資材の縮減による運搬費・処分費等の縮減(CO2削減)
▲道路擁壁施工の状況
作業範囲が限定された現場でも施工が可能

  • 円形コンバックは直径 1m×高さ 1m。護岸や土留め構造物を素早く構築できます。
  • 円形のため R 部の施工が容易で特殊型が不要です。
  • ソイルセメント材の固化後は強固な構造物となります。
  • 配置の自由度が高く、様々な用途に利用できます。
▲半径の金網同士を突合せ、接続ピンで固定
▲内袋をセットし、組み立て完了
▲様々な用途で自由な配置が可能
※クリックすると画像が大きくなります

▼ ソイルセメント材(砂質土)の製造から円形コンバック®施工フロー

▼ ソイルセメント材(粘性土)の製造フロー

2.施工事例

狭小な林道が数か所に及び崩壊した修繕工事
従来は大型土嚢で補修していましたが数年で崩れてしまうことから、持込資材が少なく、改良土を投入する円形コンバックが採用となりました。

弊社では構造物設置地盤の地耐力試験や、ソイルセメント材の材料試験、配合試験、試験施工の品質管理を行っています。

円形コンバック®工法以外にも、各種擁壁・法面保護・災害復旧工法を 取り扱っておりますので、お気軽に相談ください。











各種試験を24時間WEB注文


概算・見積が欲しい

試験・調査方法を相談したい

お役立ち情報を知りたい


土木工事の
施工品質基礎知識セミナー


災害対応調査のご依頼


採用情報