土の粒度試験は、土の物理的性質を調べるために行われる一連の試験の中で、重要な役割を果たします。土の粒度試験は、土中の砂、粘土、シルトなどの異なる粒子サイズの比率を測定することによって、土の風化・堆積の状況や構造、透水性、保水性などの物理的性質を評価することができます。
建築基準法に基づく建築物の耐震設計においても、土質分類が重要な役割を果たしています。耐震性能の確保のために、地震動に対する土壌の特性を考慮して、地盤改良や耐震基礎の設計が行われます。
日本産業規格JIS A 1204 を用いて、土の粒子サイズの比率を測定します。
試験の対象は、粒径が75mm未満の土を対象とします。
ふるい分析では、粒径0.075mmまでの粗粒分を対象としますが、0.075mm以下の細粒分(シルト・粘土)の粒径加積曲線を求める為には沈降分析が必要となります。
粒径が75mm以上ある場合は「石分を含む粒度試験(JGS 0132 )」となります。
①細粒度が多い土
②粒径が狭い範囲に集中している(分級された)締固め特性の悪い土
③粒径が広い範囲にわたって分布する(粒径幅の広い)締固め特性の良い土
地盤材料の観察・粒度組成・液性限界・塑性限界等に基づいて以下のような地盤材料の工学的分類体系図を求めることが出来ます。
自動試料分取装置という「人に代わって土質試験の前処理をするロボット」を開発し導入しています。
液性限界・塑性限界試験
土が液体の状態に移る時の含水比( 液性限界(WL)) 及び、土が塑性状態から半固体状に移るときの含水比( 塑性限界(Wp)) を求める試験です。
平日 8:30-17:30
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