測量

設計・施工・品質管理に必要な測量データを提供します

測量とは

測量とは、土地や建設物の形状、位置、高さなどを正確に測定する技術で、建設工事において非常に重要な役割を果たします。
設計・施工・品質管理のため、基準点測量、水準測量、路線測量、用地測量、地形測量等の様々な種類の測量が行われます。近年では、UAVや3Dレーザースキャナーによる3次元測量も行われるようになり、より効率的に高精度なデータを得ることが可能となっています。

1.起工測量

起工測量とは

起工測量とは、工事施工前に行う測量であり、目的として

①既設の基準点の確認と新設基準点の設置、②工事施工量の確認があります。

工事発注時には、測量・設計段階で設置された基準点が必ず存在しますが、設計から施工までの期間に時間が経過するため、基準点の異常や亡失が考えられます。基準点の異常に気付かずに施工を始めると、正確な施工が出来なくなるだけでなく、土地境界線を越境する場合や構造物同士が合わなくなる場合があるので、必ず既設基準点の精度を確認し、新しい基準点を設置することが重要です。

また、計画され発注された施工量(切土量や盛土量)には実際の施工量と差異が存在します。その差異を確認し、度合いによっては発注者と協議、契約や設計の修正する他、工程の調整や資材の発注など施工に着手する前に対策を講じることが出来ます。工事を円滑に工期内に終わらせるために起工測量は重要な作業です。

当社は、基準点測量・水準測量・路線測量・用地測量・地形測量など幅広い業務に対応しています。
最新の測量技術と測量機器を活用し、設計・施工・品質管理に必要な測量データを迅速かつ正確に取得し、建設工事の基礎となる図面作成をサポートします。

仕様書・参考文献

  • 公共測量作業規程(国土地理院)
  • CAD製図基準(国土交通省)

使用する道具

  • 機器:トータルステーション、オートレベル、ターゲットプリズム、ピンポールプリズム、ピンポール、標尺、三脚 等
  • ソフトウェア:TREND-ONE、JW CAD 等


2.3D測量

3D測量とは

3次元測量(3D測量)とは、土地や建設物の形状、位置、高さなどを3次元(X・Y・Z軸)で取得する計測方法です。
当社では、3Dレーザースキャナーやドローン(UAV)を用いて、効率的に高精度なデータを取得します。


3D測量機器

計測状況

3Dデータ

3Dレーザースキャナー測量

離れた場所から高精度な3次元座標を瞬時に取得できる測量手法です。

特徴

  • 人が近づけない困難な危険箇所などでも活用できる
  • 位置情報を瞬時に取得可能(X・Y・Z座標)
  • 土量計算、体積計算、断面計算を任意の箇所で実施可能
  • 計測データの比較により、変化前と変化後を把握
  • 取得した3Dデータから断面図を作成し、2D CADで出力できる
  • 機種により計測距離が制限される

  • 水面下、物の裏は計測不可

  • 微細なひび割れの計測は困難であるが、破損の形状などは計測可能
  • 見通しが効かないと作業効率が低下する

ドローン(UAV)測量

上空から高密度かつ解析が容易な3次元点群データを短時間で取得できる測量手法です。

※UAV:Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機、通称ドローンと呼ばれています。

特徴

  • 上空から地表面を撮影するため、山林や山奥など人や機材の到達が困難な場所でも安全地帯から調査可能
  • 現場によっては工事車両などの往来を止めずに測量を実施可能
  • 高解像度カメラで対応するため、高精度の画像データを取得し、正確に把握
  • 取得したデータは専用ソフトウェアで解析することで、オルソ画像(真上から現場を見たような画像)、平面地形図や3次元の地形図など多様な成果物を作成可能
  • 上空からの計測に特化しているため、橋梁の裏側やトンネル部などは計測不可
  • 制限のかかる場所や飛行方法が多いため、申請等の時間がかかる
  • 天候や風速といった気候面で制限がかかる

UAV測量の種類

  • レーザ測量
  • 写真測量

取得データ(白黒地形データ)

取得データ(カラー地形データ)


北海道から沖縄までの全国ネットワークで対応していますので、測量に関するお困りごとについて、お気軽にご相談ください。












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