防災・復旧のための地質調査

地盤災害のリスクを評価し、適切な対策を講じます

防災・復旧のための地質調査とは

地すべりとは、「斜面の安定度バランスが崩れ、斜面の一部もしくは全部が移動する現象」であり、強度が残留強度状態まで低下した「すべり面」に沿って動きます。
斜面の安定度バランス変化の原因は、「すべり面付近への間隙水圧の集中」(豪雨)、「切土・盛土等による地形変化」、「地震」等があります。
地すべりや斜面崩壊・変状を止めるべく現場に最適な対策工をご提案し、設計いたします。

1.試験概要

ボーリング調査

ボーリングとは、地盤に細長い円筒状の穴を掘削して、地層の構成や地質の状況等を把握するための地盤調査方法です。
ボーリングによる試料採取(サンプリング)から地層状況および土・岩質性状を把握したり、ボーリング孔を活用した各種試験・計測から地盤強度や物理・変形特性等の判定などをします。


簡易揚水試験

簡易揚水試験は、地すべり地の地盤の透水性を把握するために広く行なわれている方法です。通常の揚水試験とは異なり、一つのボーリング孔を利用して、地下水位が一定となるように地下水を汲みあげ、その揚水量を求めます。さらに、揚水を中止し、時間~水位回復曲線を求め、透水係数を算出します。


地表変位観測(地表伸縮計・地盤傾斜計)

地表変位観測は、主に地すべり挙動や地盤の崩壊等、地盤(地表面)の移動量・変位状況を計測するために行われ、一般的にはインバー線を張りその移動量を計測する地表面伸縮計や傾斜センサーを地表部に多点設置し、面で捉えた変状把握を行う変位計等が挙げられます。

孔内変位観測(パイプひずみ計・地中変位計)

孔内変位観測は地中における動態観測により地盤内の動きを把握するための調査技術であり、地盤の水平方向変位を計測する傾斜計と鉛直方向変位(沈下)を測定する沈下計が使用されます。
これら計測機は任意の深度において複数点計測出来ることが特徴であり、測定深度毎の変位量を同時に把握することが可能です。


土石流警報システム

土石流センサーとは、頻発するゲリラ豪雨等により発生した土石流の流下を検知する観測機器です。
工事現場の安全を確保するために上流部に土石流センサを設置し、異常時には省電力無線通信にて警報信号を送信、工事現場の警報装置を作動させ、退避を促します。












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